3つの重要な要素

広い周波数範囲

広帯域RFパワーアンプの機種を選択するにあたって重要なのは、下記の3つの要素です。

  1. 周波数範囲
  2. 電力レベル
  3. 動作クラス

1. 周波数範囲

まずはじめに考慮する必要がある要素が、周波数範囲です。

RFアンプのコストは、周波数とともに大幅に増加します。
そのため、必要とするよりも高い周波数範囲でアンプを選択しないことが重要です。

2. 電力レベル

次に考慮すべき要素が、電力レベルです。

E&I社は、1dB圧縮でそのすべてのアンプを評価しています。
電力レベルでコストも増加するため、大幅に要件を超える電力レベルを持つアンプを選択する必要はありません。
アンプが定格出力100Wである時、それは、1日24時間、365日、連続的に100Wで実行できることを意味します。

多くのアプリケーションでは、パワーよりも電圧の方が重要です。
このようなケースでは、電力レベルとインピーダンスの電圧を計算することができます。
すべてのアンプの出力インピーダンスは50Ωです。
ただし、負荷の両端にかかる電圧は、負荷のインピーダンスに依存し、そこから計算する必要があります。

3. 動作クラス

3つ目の考慮すべき要素は、動作クラスです。
E&I社の製品には、動作クラスAとクラスABの2つの動作クラスがあります。
動作クラスABアンプは低コストで効率的ですが、動作クラスAアンプよりも多くの高調波歪みがあります。

動作クラスAとABの違い」のページも参考にしてください。